家づくり

【平屋の間取りまとめ】後悔しないための配置・動線・広さの考え方|我が家が大事にしたこと

はじめに

平屋の間取りを考えるとき、最初はどうしても、必要な部屋を図面の中へ並べることに意識が向きます。

リビングは何畳にするのか。
寝室や子ども部屋をどこに置くのか。
収納はどれくらい必要なのか。

我が家も、間取りについて何度も迷いました。

ただ、打ち合わせを重ねる中で感じたのは、部屋を一つずつ考えるだけでは、暮らしやすい間取りにはならないということです。

どこに配置するのか。
どこをつなぎ、どこを分けるのか。
限られた面積をどこへ使うのか。

我が家では、この「配置・動線・広さ」を、子どもとの暮らしを基準に考えました。

この記事では、個別の部屋や設備を詳しく紹介するのではなく、我が家が間取り全体で大切にした考え方を整理します。

間取りを考える前に、暮らしの優先順位を決めた

我が家が目指したのは、「子育てしやすい家」でした。

家事をしながら、子どもの様子が分かること。
家族が同じ空間で過ごしやすいこと。
子どもの成長に合わせて、それぞれの居場所も持てること。

こうした暮らしを実現するために、必要な部屋を並べる前に、家族がどこで過ごし、どのように動くのかを考えました。

ただし、子育てしやすい間取りといっても、すべての場所を近くへ集めればよいわけではありません。

近さを優先した場所もあれば、将来の距離を考えて少し離した場所もあります。

動線をつないだ場所もあれば、収納や独立した空間を残すため、あえてつながなかった場所もあります。

何か一つの方法を家全体へ当てはめるのではなく、その場所で何を優先するのかを考えました。

配置|生活空間はつなぎ、子ども部屋は少し分けた

我が家では、リビングを中心に、キッチン、和室、水回り、ウォークインクローゼット(WIC)、寝室を近くへ配置しました。

毎日使う場所を一つのまとまりにすることで、家事と子育ての間を行き来しやすくするためです。

一方で、子ども部屋は玄関を挟み、リビングを中心とした生活空間から少し離しています。

子どもが小さい間は家族の近くで過ごし、個室を使うようになったときには、生活空間から少し距離を取れるようにしました。

子ども部屋として本格的に使うのはまだこれからなので、成長後の使い勝手は分かりません。

今の見守りやすさだけでなく、その先の家族の距離まで考え、生活空間と子ども部屋の配置を分けました。

▶︎ 子ども部屋の配置を考えた理由はこちら
・【子ども部屋の配置】リビングを通らない場所にした理由|平屋で考えた距離感

また、子ども部屋は最初から2部屋に分けず、10畳の1部屋を将来分割できる形にしています。

現在の家族構成だけで使い方を決め切らず、子どもたちの成長後に選べる余地を残しました。

▶︎ 子ども部屋の数と将来分割についてはこちら
・【子ども部屋の数はどう決める?】我が家が10畳1部屋にした理由

動線|暮らしへの効果が大きい場所だけをつないだ

近くへ配置したリビング、水回り、WIC、寝室を回遊動線でつなぎました。

洗濯や着替え、入浴、朝の準備など、毎日繰り返す動きを一つにつなげるためです。

ただし、家中をどこでも回れる間取りにはしていません。

通り抜けられる場所を作れば、その分、収納や部屋として使える面積が減ります。

そのため、回れること自体を目的にするのではなく、その動線によって暮らしがどれくらい変わるのか、通路にすることで何を失うのかを比べました。

暮らしへの効果が大きい場所には回遊動線を作り、効果が小さい場所では収納や独立した空間を優先する。

これが、我が家の動線の考え方です。

▶︎ 回遊動線の考え方はこちら
・【回遊動線はどこに作る?】作った場所・作らなかった場所|2年暮らして感じたこと

広さ|部屋ごとの畳数ではなく、家全体の面積配分で考えた

家全体の面積には限りがあります。

一つの場所を広くすれば、その分、別の場所は小さくなります。

我が家では、家族が長く過ごし、子どもが遊ぶ場所になるリビングまわりへ面積を使うことを優先しました。

また、リビングは単体の畳数だけでなく、和室や庭とのつながりまで含めて考えています。

一方で、通路だけに使う面積をできるだけ減らし、玄関や個室を必要以上に広くすることは避けました。

収納も、大きな収納を一か所へ集めるのではなく、使う場所の近くへ分散させています。

各部屋をできるだけ広くするのではなく、家族がどこで長く過ごすのかを考え、家全体の中で面積を配分しました。

▶︎ リビングを広く使うために考えたことはこちら
・【リビングをどう広く使う?】和室・庭とつなげた間取りのメリットと注意点

▶︎ 収納全体の考え方はこちら
・【平屋の収納まとめ】後悔しない収納計画と我が家の考え方

すべてを満たすより、何を優先するかを決めた

間取りには、一つの選択ですべてが使いやすくなる答えはありませんでした。

近さを優先すれば、生活音が伝わりやすくなることがあります。

空間をつなげれば、家具や収納を置ける壁が減ります。

回遊動線を作れば、通路になる分だけ収納量が減ることもあります。

どの選択にも、得られるものと受け入れるものがありました。

また、家づくりのときに想定した使い方と、実際に暮らし始めてからの使い方が異なる場所もあります。

子どもの成長によって、現在は使いやすい場所の感じ方が変わる可能性もあります。

だからこそ、現在分かっていることと、まだ経験していないことを分けながら、我が家にとって何を優先するのかを考えました。

場所ごとの判断は、個別記事でまとめています

キッチン

キッチンは、後から選ぶ設備ではなく、LDK全体の配置や動線を左右する場所として考えました。

▶︎【キッチンは最後に決めない方がいい】間取りとセットで考えるべき理由

寝室

寝室は、子どもが小さい時期の見守りやすさを優先し、リビング横へ配置しました。

▶︎ 【寝室はどこに置く?】リビング横を選んだ理由と生活音の実際

トイレ

トイレは、音への不安も考えながら、子育て中の使いやすさを優先して生活空間の近くへ配置しました。

▶︎ 【トイレの位置】リビング横は後悔する?音と子育て動線で感じたこと

玄関

玄関では、広さ・収納・動線・見た目をすべて求めるのではなく、限られた面積の中で優先順位を決めました。

▶︎ 【平屋の玄関編】広さ・収納・回遊動線・見た目|我が家が優先したこと

ランドリールーム

ランドリールームでは、独立洗面を設けることよりも、毎日繰り返す洗濯動線を優先しました。

▶︎ 【ランドリールーム】独立洗面より洗濯動線を優先した理由

書斎+ヌック

書斎+ヌックは、家づくり当時に想定していた使い方と、子育て中の現在の使われ方が変わった場所です。

▶︎ 【書斎とヌック】3畳の空間を子育て中に使って分かった、本当に活躍した使い方

まとめ|配置・動線・広さは、暮らしの優先順位から決めた

我が家では、必要な部屋を一つずつ決める前に、家族がどこで過ごし、どのように動き、どのくらいの距離で暮らしたいのかを考えました。

生活空間は近くへ集め、子ども部屋は少し分ける。

回遊動線は、毎日の暮らしへの効果が大きい場所だけに作る。

限られた面積は、家族が長く過ごす場所へ使う。

その結果、使いやすくなったこともあれば、受け入れた制約もあります。

すべてを満たす間取りを探すのではなく、自分たちの暮らしでは何を優先するのかを決めることが、我が家の間取りづくりでした。

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