はじめに
玄関は、家の中でも意外と考えることが多い場所でした。
どれくらいの広さを取るのか。
シューズクロークを作るのか。
家族用と来客用の動線を分けるのか。
外観や内装に、どこまでこだわるのか。
間取り・収納・見た目をそれぞれ考えていくと、すべてを広く、便利に、きれいにしたくなります。
ただ、家全体の面積や予算には限りがあります。
我が家では、玄関に何を足すかではなく、限られた条件の中で何を優先するかを考えました。
その結果、広さ・収納・動線・見た目のバランスを考えながら、現在の玄関の形になっています。
この記事では、その考え方と、実際に暮らして感じていることを紹介します。
約3畳の玄関で、今のところ困っていない
我が家の玄関は、玄関とホールを合わせて約3畳です。土間部分だけで見ると、約2畳あります。
写真で見ると、少しコンパクトに感じるかもしれません。
実際に暮らしてみると、子どもと一緒に靴を履いたり、荷物を一時的に置いたりする場面でも、今のところ狭くて困ることはありません。
玄関そのものを大きく取るよりも、その近くに収納を確保したことで、土間やホールへ物が広がりにくくなっていることも、使いやすさにつながっていると感じています。

回遊動線より、収納を残した
シューズクロークを通って、玄関から室内へ抜けられる回遊動線も検討しました。
回遊型にすれば、家族用と来客用の動線を分けられます。家族の靴や外で使うものが、来客から見えにくくなる点も魅力でした。
ただ、我が家の間取りで回遊動線を作る場合、シューズクロークの奥にある約0.5畳の玄関収納を、通り抜けるためのスペースにする必要がありました。
通路を作れば、移動はしやすくなります。
一方で、その場所を収納として使うことはできなくなります。
平屋の限られた面積の中で、我が家は、通り抜けられる便利さよりも、収納として使える場所を残す方を選びました。
そのため、シューズクロークは回遊型にせず、シューズクロークと玄関収納を並べて配置しています。

シューズクロークと玄関収納を分けた
我が家の玄関まわりには、約1.5畳のシューズクロークと、約0.5畳の玄関収納があります。
シューズクロークには、靴だけでなく、ベビーカーや子ども用自転車、傘、外遊びの道具など、外で使うものを置いています。
子育てをしていると、玄関まわりに置きたいものは想像以上に増えていきました。
それらを玄関へ出したままにせず、まとめて置ける場所があることは、現在の暮らしでかなり役立っています。
一方、玄関収納には、ティッシュやトイレットペーパー、洗剤など、家の中で使う日用品のストックを入れています。
外で使うものはシューズクロークへ。
家の中で使うストックは玄関収納へ。
二つの収納に役割を持たせたことで、玄関まわりのものを整理しやすくなりました。
回遊動線を作らずに残した約0.5畳も、現在は収納としてしっかり使えています。
▶︎ 収納全体の考え方はこちら
・【平屋の収納まとめ】後悔しない収納計画と我が家の考え方


動線を分けず、扉で生活感を隠した
我が家は、家族用と来客用の動線を分ける回遊型にはしませんでした。
そのため、来客時に玄関まわりの生活感をどう見せるかは、別に考える必要がありました。
シューズクロークには扉を設けています。
普段は開けたまま使い、来客時だけ閉める形です。
動線そのものを分けることはできませんが、扉を閉めれば、シューズクロークの中にある靴や外用品を一度に隠せます。
回遊動線を作らなかったことで生じる見た目の問題を、通路ではなく扉で調整した形です。
実際に暮らしてみても、回遊動線がないことで困ることは今のところありません。来客時に扉を閉めれば、玄関まわりをすっきり見せられるため、この使い方が我が家には合っています。
暮らしやすさを決めたあと、見た目を整えた
玄関は、収納や動線だけでなく、家へ入ったときに最初に目にする場所でもあります。
我が家では、使いやすさや収納を考えたうえで、外観と内装にも少しこだわりました。
玄関ドアまわりにタイルを入れた
家全体の外観は、白を基調にしたシンプルな形にしています。
その中で、玄関ドアのまわりにはタイルを使い、外観のアクセントにしました。
家全体を大きく飾るのではなく、玄関まわりだけ素材を変えたことで、外から見たときの印象が少し引き締まったと感じています。

玄関正面にウッドタイルと間接照明を入れた
室内では、玄関を開けたときに正面へ見える壁に、ウッドタイルと間接照明を入れました。
ここは、我が家が玄関まわりで特に気に入っている場所です。
玄関を開けたときの印象がよくなり、来客時にも少し雰囲気のある空間になりました。
ただし、ウッドタイルや間接照明が、毎日の動線や収納を使いやすくしてくれるわけではありません。
我が家では取り入れてよかったと感じていますが、暮らしやすさを大きく左右するものではなく、間取りや収納を決めたあとに、予算の範囲で満足度を高めるための工夫だったと思います。

まとめ|玄関は、全部を足すのではなく優先順位で決めた
玄関は、広さも、回遊動線も、収納も、見た目も、すべてを増やせばよいわけではありません。
我が家では、回遊動線を作ることよりも収納を残し、動線を分けないことで見える生活感は、扉で隠せるようにしました。
そのうえで、外壁のタイルやウッドタイル、間接照明を取り入れ、見た目の満足感も加えています。
通り抜けられる便利さより、玄関まわりのものを置けることを優先する。
暮らしやすさを整えたあとに、見た目を加える。
今のところ、この順番で考えたことが、我が家の暮らしには合っていると感じています。
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