家づくり

【キッチンは最後に決めない方がいい】間取りとセットで考えるべき理由

はじめに

注文住宅でキッチンを考えるときは、メーカーやデザイン、設備に目が向きやすいと思います。

我が家も最初は、モデルハウスで見たキッチンの雰囲気が気に入り、「これでいいかな」という感覚で家づくりを進めていました。

ただ、打ち合わせの後半で別の形のキッチンを検討したことで、キッチンは最後に設備として選べるものではないと気づきました。

キッチンの形や位置が変われば、ダイニングとの関係、収納、通路、家事動線、子どもへの視線まで変わります。

この記事では、我が家がキッチンを再検討した経験から、なぜ間取りと同時に考える必要があったのかを整理します。

アイランドキッチンとカップボードを一体で配置したキッチン全体
我が家のキッチン

キッチンで優先したのは、子どもを見守れること

我が家は、「子育てしやすい家」をテーマに家づくりを進めました。

キッチンで特に重視したのは、料理や片付けをしながら、子どもの様子を見守れることです。

キッチンからは、リビングや和室だけでなく、庭や水回りへ移動する子どもの様子も分かります。

家事をしている人だけが家族から切り離されるのではなく、キッチンに立ちながら家族の気配を感じられる配置にしたいと考えていました。

ただ、家づくりを始めた頃は、その希望とキッチンの形が、間取り全体へどれほど影響するのかまでは深く考えられていませんでした。

キッチンを後から変えようとして、間取りへの影響に気づいた

打ち合わせの後半で、妻がキッチンハウスのキッチンを気に入りました。

その中で、シンクとコンロが分かれた2型キッチンも候補に上がりました。

ところが、すでに考えていた間取りへ2型キッチンを入れようとすると、簡単には収まりませんでした。

キッチンの形を変えることで、ダイニングとの位置関係が変わります。カップボードや収納の配置も変わり、通路幅や回遊動線にも影響します。

子どもを見守るために確保していた視線の抜け方も、同じままにはできません。

間取りから考え直すことも検討しましたが、それまでに整えていた生活動線を崩さず、2型キッチンをうまく収めるのは難しいと感じました。

最終的には、現在の間取りに合うアイランドキッチンを選びました。

キッチンの形は、LDK全体の配置を変える

キッチンは、同じ場所に置く設備の種類を選ぶだけではありません。

どの形を選ぶかによって、キッチンが必要とする面積や通路の取り方が変わります。

キッチンの向きが変われば、料理中に見える場所も変わります。ダイニングとの距離が変われば、配膳や片付けの動きも変わります。

さらに、カップボードや冷蔵庫、食洗機、ゴミ箱など、キッチンの周囲に必要なものをどこへ置くかも一緒に考えなければなりません。

我が家の場合は、キッチンだけを別の形へ差し替えるのではなく、LDK全体の使い方から考え直す必要がありました。

この経験から、キッチンは設備というより、間取りを構成する一つの空間なのだと感じました。

キッチンを中心に、家族の居場所をつないだ

我が家のキッチンは、家の中心に近い位置にあります。

正面にはリビングと和室があり、その先には庭が見えます。水回りも近く、キッチンから家の中のさまざまな場所へ動きやすい配置です。

実際に暮らしてみると、料理中でも子どもの様子が分かり、家族と会話もしやすくなりました。

リビングや和室で遊ぶ子どもだけでなく、庭へ出たことや、水回りの方へ移動したことにも気づきやすくなっています。

回遊動線そのものについては別の記事で家全体の考え方を整理していますが、キッチンに立ったときに周囲へ目と動線がつながっていることは、この配置の大きな使いやすさでした。

▶︎ 我が家の回遊動線はこちら
【回遊動線はどこに作る?】作った場所・作らなかった場所|2年暮らして感じたこと

リビングとのつながりは、キッチンからの見え方にも関係した

キッチンからは、リビングと和室が一続きに見えます。

我が家では、リビングを単体で広くするだけでなく、和室や庭までつながる空間として考えました。

そのため、キッチンに立ったときも、LDKの一部だけではなく、子どもが過ごしている範囲を広く見渡せます。

この記事で扱うのは、リビングそのものの広さや使い方ではありません。

キッチンの位置を考えるときに、何畳のLDKに置くかだけでなく、料理をする人から周囲がどう見えるのかまで考える必要があったということです。

▶︎リビングを広く使うために考えた間取りはこちら
【リビングをどう広く使う?】和室・庭とつなげた間取りのメリットと注意点

アイランドキッチンを選んだのは、今の間取りに合っていたから

我が家は最終的に、アイランドキッチンを選びました。

ただし、この記事で伝えたいのは、アイランドキッチンが最もよいということではありません。

我が家が優先したのは、次の4点です。

  • 子どもを見守りやすいこと
  • リビングや和室とつながること
  • 家族と会話しながら家事ができること
  • 周囲へ動きやすいこと

これらを考えると、現在の間取りにはアイランドキッチンが合っていました。

一方で、アイランドキッチンには、水はねや油はね、生活感の見えやすさ、価格などの注意点もあります。

こうした使い心地やデメリットについては、アイランドキッチンの記事で詳しくまとめています。

▶︎ アイランドキッチンの使い心地はこちら
【アイランドキッチンにしてよかった?】実際に住んで感じたメリット・デメリット

キッチンを早めに考えておけば、選べる間取りも広がる

現在のキッチンには満足しています。

ただ、家づくりを振り返ると、キッチンの形や使い方をもっと早い段階で考えていれば、別の間取りも検討できたかもしれません。

注文住宅では、自由度が高い分、キッチンを後から変えたときの影響も大きくなります。

アイランドキッチンにするのか。

壁付けにするのか。

2型にするのか。

その選択によって、必要な面積や通路、収納、ダイニングとのつながりは変わります。

キッチンを設備の打ち合わせまで保留するのではなく、間取りを考える段階で、次のことまで考えておけば、選択肢を比較しやすかったと思います。

  • どこを向いて料理したいか
  • どこにいる家族を見たいか
  • どの場所と行き来したいか
  • 周囲に何を置く必要があるか

まとめ|キッチンの形を決めることは、暮らしの中心を決めることだった

我が家は、子どもを見守りながら家事ができることを優先し、キッチンを家の中心に近い場所へ配置しました。

その結果、現在の間取りにはアイランドキッチンが合っていたと感じています。

ただ、キッチンは後から単体で選べる設備ではありませんでした。形や位置が変われば、LDKの配置も、家事動線も、家族とのつながり方も変わります。

どのキッチンを選ぶかだけでなく、そのキッチンに立って、家族とどのように暮らしたいのか。

それを早い段階で間取りと一緒に考えることが、我が家のキッチンづくりでは大切だったと思います。


▶︎キッチン選び全体の考え方はこちら
 【後悔しないキッチン選び】間取りと家事動線から考えた我が家の考え方

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【平屋の間取りまとめ】後悔しないための配置・動線・広さの考え方|我が家が大事にしたこと

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