家づくり

【回遊動線はどこに作る?】作った場所・作らなかった場所|2年暮らして感じたこと

はじめに

家づくりを考える中で、「回遊動線」という言葉をよく聞くようになりました。

行き止まりがなく、家の中をぐるっと回れる間取り。

家事や移動がしやすくなるイメージを持つ方も多いと思います。

我が家も「子育てしやすい家」をコンセプトに、回遊動線を取り入れました。

ただし、家の中をすべてつないだわけではありません。

2年暮らして感じているのは、回遊動線は多ければよいのではなく、どこに作るかが大切だということです。

この記事では、我が家がどこに回遊動線を作り、どこには作らなかったのか、実際に暮らして感じていることとあわせてまとめます。

回遊動線で我が家が優先したこと

我が家の間取りでは、キッチンを中心に水回りを集め、毎日の生活で繰り返し使う場所を回遊動線でつなぎました。

一方で、子ども部屋は、将来のプライベート空間として生活空間から切り分けています。

家の中をどこでも回れるようにするのではなく、つなぐことで毎日の動きが変わる場所だけに回遊動線を作る。これが、我が家が優先した考え方でした。

室内の回遊動線|水回りと寝室をつないだ

室内では、次のような形でぐるっと一周できる動線を作っています。

リビング → トイレ → お風呂 → 洗面所 → ウォークインクローゼット(WIC)→ 寝室 → リビング

行き止まりがなく、どちらからでも目的の場所へ向かえる、一筆書きのような動線です。

リビング・トイレ・浴室・洗面所・ウォークインクローゼット・寝室を一周する室内回遊動線の間取り図
室内の回遊動線

キッチンを中心に、リビング、水回り、WIC、寝室が近い距離でつながっています。

実際の室内も、寝室からリビングまで自然につながる構成になっています。

寝室からキッチン横の通路を通ってリビングへつながる室内の回遊動線
寝室から見るリビング

補足|屋外にも回れる動線がある

我が家では、室内だけでなく、リビングからウッドデッキへ出て、寝室側まで回れる屋外の動線も作りました。

室内の回遊動線が家事や生活をつなぐものだとすれば、こちらは庭やウッドデッキまで含めて、家の中と外での過ごし方をつなぐ動線です。

リビングからウッドデッキを通り、寝室側へ回る屋外回遊動線の外構図
屋外の回遊動線
リビングから寝室へのウッドデッキ

実際の暮らしでは、こんな動線になった

実際に暮らしてみると、回遊動線は日常のさまざまな場面で使っています。

朝の動き

寝室 → WIC → 洗面所 → リビング

洗濯の動き

ランドリールームで干す → WICにしまう

夜の動き

WIC → お風呂 → 寝室

水回り、収納、寝室が近いため、洗濯や着替えに関わる動きを短い距離でまとめられました。

▶︎ ランドリールームの間取りはこちら
【ランドリールーム】独立洗面より洗濯動線を優先した理由

親と子どもでは動き方が違った

回遊できる間取りにしましたが、家族全員が同じように使っているわけではありません。

親は、洗面所やWICを通りながら、回遊動線を活用しています。

一方で、今の子どもたちは、基本的に目的地までの最短ルートを通っています。

子どもが大きくなり、自分で洗面所やWICを使うようになれば、動線の使い方も少しずつ変わっていくのだと思います。

回遊動線の影響を感じたのは、主に収納だった

2年暮らしてみて、リビングや寝室、洗面所が通路になることには、大きなデメリットを感じていません。

一方で、WICは、出入り口や通路となる部分に物を置けないため、収納量が減る影響がありました。

それでも、実際に暮らしてみると、それ以上に生活動線が良くなったと感じています。

収納を回遊動線に組み込む場合は、移動のしやすさだけでなく、収納量への影響もあわせて考える必要があります。

▶︎ WICの詳しい使い方はこちら
【後悔しないウォークインクローゼット】2.5畳で足りる?4人家族で使って分かったこと

回遊動線を作らなかった場所

玄関まわりは、回遊性より収納を優先した

家づくりでは、玄関のシューズクロークを通り抜けられる回遊動線も検討しました。

ただ、通り抜けられるようにすると収納スペースが減る一方で、毎日の暮らしへの効果はそれほど大きくないと考えました。

そのため、玄関まわりでは回遊性よりも収納を優先しています。

2年暮らした今も、玄関まわりには回遊動線を作らず、収納を残してよかったと感じています。

▶︎ 玄関の広さや収納、動線についてはこちら
【平屋の玄関編】広さ・収納・回遊動線・見た目|我が家が優先したこと

和室から子ども部屋へ抜ける動線も検討した

もう一つ、和室から納戸を通り、子ども部屋まで抜けられる回遊動線も検討しました。

この案では、和室の吊押入部分を通路にし、納戸をウォークインクローゼットのように使いながら、子ども部屋までつなぐ形になります。

ただ、通路を作ることで和室や納戸の収納量が減ることに加え、納戸と子ども部屋は、通り道ではなく独立した空間として残してもよいのではないかと考えました。

実際に暮らしてみても、納戸は家の中のものを受け止める収納として役立っています。

子ども部屋も生活空間から分けたことで、現在の暮らしではその配置が活きていると感じています。

まとめ|回遊動線は、生活への効果が大きい場所だけに作る

我が家では、洗濯や着替えなど、毎日の動きに直結する場所を回遊動線でつなぎました。

一方で、暮らしへの効果が小さい場所では、回遊性よりも収納や独立した空間を残すことを優先しています。

2年暮らした今も、回れること自体ではなく、その動線によって暮らしがどう変わるのか、通路にすることで何を失うのかまで比べて決めることが、我が家の答えだと感じています。


▶︎ 平屋の間取り全体の考え方はこちら
【平屋の間取りまとめ】後悔しないための配置・動線・広さの考え方|我が家が大事にしたこと

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