42年ローンにした一番の理由は、月々の返済を抑えるため
我が家は、約7,800万円の住宅ローンを組みました。
返済期間は42年です。
正直、かなり大きな金額です。
「借りすぎでは?」と言われてもおかしくない水準だと思います。
7,800万円という借入額そのものへの不安や、住み始めてから家計を見直した話は別の記事で書いています。
この記事では、特に「42年という返済期間」をどう考えたのか。
そして、定年時に残るローンとどう向き合うつもりなのかについて書いています。
我が家が42年ローンを選んだ一番の理由は、月々の返済額を抑えるためでした。
共働きとはいえ、子育て期は支出が増えます。
教育費もあります。
日々の生活費もあります。
家のメンテナンス費用も、将来的には必要になります。
さらに、子どもが生まれてからは、働き方や時間に対する考え方も変わりました。
住宅ローンの返済額をできるだけ抑えて、毎月の家計に少しでも余白を残したい。
そう考えて、我が家は42年ローンを選びました。
長く借りることで、毎月の家計に余白を残したかった
住宅ローンは、返済期間を短くすれば、総返済額は抑えやすくなります。
その代わり、毎月の返済額は大きくなります。
逆に、返済期間を長くすれば、毎月の返済額は抑えやすくなります。
その代わり、長い期間返し続けることになります。
我が家が優先したのは、毎月の返済額を抑えることでした。
子育て中は、予定通りにいかないことが多いです。
子どもの成長に合わせて支出も増えます。
働き方を変えたくなる時期が来るかもしれません。
だから、住宅ローンの返済額で毎月の家計を圧迫しすぎないことを大事にしました。
もちろん、長く借りることには不安もあります。
でも、毎月の返済額を高くして家計の余裕がなくなるより、返済期間を長くして、今の暮らしに余白を残す方が、我が家には合っていると考えました。
また、我が家の年齢的に選べる最長期間が42年だったという事情もあります。
現在は50年ローンなどもありますが、もし当時それを選べたのであれば、さらに長期で組むことも検討していたと思います。
一方で、定年時の残債は気になっていた
42年ローンで一番気になるのは、定年後にもローンが残る可能性があることです。
月々の返済額を抑えられる一方で、返済期間はかなり長くなります。
若いうちは共働きで返せていても、60歳以降に同じように返せるとは限りません。
収入が変わるかもしれません。
働き方が変わるかもしれません。
子どもの教育費がまだ残っているかもしれません。
家の修繕費が必要になるかもしれません。
そう考えると、42年ローンは、月々の返済額だけ見て終わりにできるものではありませんでした。
長く借りるなら、将来どれくらい残るのか。
その時にどう対応するのか。
そこまで考える必要があると感じました。
60歳時点の残債を計算してみた
そこで、我が家では将来の残債を計算してみました。
毎月いくら返すのか。
何歳まで返すのか。
60歳時点でいくら残るのか。
その時に資産がどれくらいあれば安心できるのか。
そういったことを、自分なりに見える化しました。
その結果、我が家の場合、60歳時点で住宅ローンの残債は約3,600万円になる見込みでした。
この数字を見た時、正直かなり大きいと感じました。
「60歳でまだ3,600万円残るのか」
そう思いました。
ただ、この数字を見たことで、漠然とした不安ではなく、具体的に考えるべき課題になりました。
60歳時点で約3,600万円残る。
では、それまでに何を準備しておくのか。
繰上げ返済するのか。
投資で備えるのか。
そのまま返し続けるのか。
そうやって考えるきっかけになったことは大きかったです。
我が家は、繰上げ返済より投資と並行する方針にした
60歳時点で約3,600万円の残債がある。
この数字だけを見ると、かなり大きく感じます。
だからこそ、何も考えずにその時を迎えるのは危険だと思っています。
我が家では、現時点で一括返済や繰上げ返済を急ぐことは考えていません。
その理由の一つは、住宅ローン金利と投資の期待リターンの差です。
我が家の住宅ローン金利は、当初10年が0.78%、その後が1.1%です。
一方で、投資については、もちろん保証されるものではありませんが、長期的な期待リターンを年3〜5%程度と仮定して考えています。
この前提で考えると、手元資金をすぐに繰上げ返済へ回すよりも、NISAなどで長期運用を続けた方が、将来的には有利になる可能性があると考えています。
ローンは月々の返済を続ける。
一方で、手元資金やNISAで将来の選択肢を作っていく。
我が家では、住宅ローンと資産形成を長期の家計全体として考えています。
ただし、これは確実な話ではありません。
投資は必ず増えるものではありません。
相場が悪い時期もあります。
必要な時に資産が減っている可能性もあります。
だから、誰にとってもこの方法が正解だとは思っていません。
繰上げ返済をして、借金を減らすことで安心できる人もいると思います。
投資よりも、住宅ローンを早く減らしたい人もいると思います。
我が家の場合は、住宅ローン金利が低いこと、固定金利で返済額の見通しが立つこと、そして長期で資産形成を続けたいことから、投資と並行する方針を選んでいます。
団信も、急いで返さない理由の一つ
もう一つ大きいのが、団体信用生命保険、いわゆる団信の存在です。
住宅ローンには、万が一の時にローン残債がなくなる仕組みがあります。
もちろん、団信があるから借りすぎていいという話ではありません。
ただ、住宅ローンには、借金であると同時に、保険のような側面もあります。
もし手元資金を大きく使って繰上げ返済したあとに、万が一のことが起きた場合、そのお金は戻ってきません。
一方で、団信がある住宅ローンを残しておけば、万が一の時にはローン残債がなくなる可能性があります。
この点も、我が家が一括返済や繰上げ返済を急がない理由の一つです。
不安はゼロではない。でも、方針は見えた
正直に言うと、42年ローンへの不安がゼロになったわけではありません。
60歳時点で残債がある。
定年後も返済が続く可能性がある。
投資が想定通りに増える保証もない。
そう考えると、不安はあります。
でも、将来の残債を見える化して、どう備えるかを考えたことで、漠然とした怖さは小さくなりました。
42年ローンを選んだ時点では、月々の返済額を抑えることが大きな目的でした。
そして返済期間の長さや定年時残債を改めて見て、長期でどう向き合うかを考えるようになりました。
不安はある。
でも、何に備えるべきかは見えてきた。
今はそんな感覚です。
最後に|42年ローンは、月々の余白と将来の残債をセットで考える
我が家が42年ローンを選んだ理由は、月々の返済を抑えるためでした。
住宅ローンを長く借りることには、不安もあります。
定年後に残債が残る可能性もあります。
総返済額が大きくなる面もあります。
それでも我が家では、子育て期の毎月の家計に余白を残すことを優先しました。
そして、定年時の残債については、NISAなどの資産形成も含めて、長期で備えていく方針にしています。
42年ローンは、月々の返済額を抑えるための選択でした。
でも同時に、長く借りるということは、将来残るローンへの備えも必要になるということです。
住宅ローンに不安がある時は、借入額だけでなく、返済期間と将来の残債も見える化することが大事だと思います。
毎月いくら返すのか。
いつまで返すのか。
定年時にいくら残るのか。
その時にどう備えるのか。
ここを見ないままだと、不安だけが大きくなっていきます。
住宅ローンと投資をどう考えるかに、絶対の正解はありません。
我が家では、住宅ローンと投資を完全に切り離さず、長期の家計全体として考えるようにしています。
借りすぎたかもしれないという不安はあります。
それでも、月々の返済額を抑えた意味と、将来残るローンへの備えを分けて考える。
そのことが、42年ローンと長く向き合っていく上で大事なのだと思っています。
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