はじめに
注文住宅を建てるとき、かなり気になっていたのが
「実際の電気代」でした。
特に我が家は、
- 平屋
- 大開口の窓
- オール電化
という構成。
さらに、子どもが小さく、
育休で夫婦とも在宅していた時期もありました。
正直、
「電気代かなり高くなるのでは…?」
と思っていました。
今回は、実際に2年以上住んだ結果を書いていきます。
我が家の前提条件
まず前提条件です。
- 平屋
- オール電化
- 太陽光あり、蓄電池なし
- エコキュート
- 冷暖房はエアコンのみ
- 夏・冬は就寝中もエアコン使用
- 冬は浴室暖房あり
- 乾燥機なし
- 子ども2人
また、R6年は夫婦とも育休で、基本的に日中も家にいました。
その後、
- R7.1〜 私のみ復職
- R7.4〜 妻も復職
となり、以降は共働きです。
旧居との比較で驚いたこと
もっと驚いたのがここでした。
我が家は以前、
- ガス併用
- 太陽光なし
の家に住んでいました。
その頃の年間光熱費は
- 電気代:約18万円
- ガス代:約10万円
合計で、年間約28万円ほど。
一方、現在の新居では
- オール電化
- 太陽光あり
になり、年間電気代は約8〜9万円程度。
使用電力量自体は増えているのに、
年間光熱費は約20万円近く下がりました。
これはかなり驚きました。
| 年 | 条件 | 年間電気代 | ガス代 | 年間使用量 |
|---|---|---|---|---|
| 令和4年 | 旧居・ガス併用 | 181,979円 | 103,572円 | 5,195kWh |
| 令和6年 | 新居・育休在宅 | 84,952円 | 0円 | 7,314kWh |
| 令和7年 | 新居・共働き | 86,337円 | 0円 | 7,276kWh |
※令和5年は年の途中で引っ越し・太陽光稼働開始があったため、比較対象から除いています。
※新居の電気代は、売電額を差し引いた実質負担額です。
春〜初夏はかなり強い
特に驚いたのが、
春〜初夏。
例えば、
- R6.5 → 実質 -539円
- R7.5 → 実質 -320円
など、売電が買電を上回る月もありました。
正直、「ここまで発電するのか」と驚きました。
一方で、冬はしっかりかかる
冬は、暖房使用と日照時間減少、この影響で電気代はしっかりかかっています。
特に我が家は、
夜間もエアコンを使用しています。
そのため、冬は1万円を超える電気代となっています。
それでも、太陽光のなかった旧家と比較すると大幅に電気代は下がっています。
在宅だと電気代はかなり高くなると思っていた
実は一番気になっていたのがここでした。
R6年は、夫婦とも育休。
基本的に日中も家にいる生活でした。
正直、「かなり電気代が増えるだろうな」
と思っていました。
でも実際は、ほとんど変わらなかった
これがかなり意外でした。
使用量、電気代ともに大きな差はありませんでした。
「在宅=電気代爆増」
という感じではなかったんです。
理由①「日中の過ごし方」
我が家の場合、
日中もずっとエアコンをつけっぱなし、
という感じではありませんでした。
もちろん、
夏は普通にエアコンを使っています。
ただ、
- 春・秋は窓を開ける
- 風を通す
- 扇風機を使う
など、自然に近い形で過ごす日も多かったです。
実際、育休中も年間使用量は大きく増えておらず、
自然と、電気に頼りすぎない暮らしになっていたようです。
理由②「昼間の自家消費」
育休中は日中も家にいたため、
- 料理
- 洗濯
- 食洗機
などを、太陽光が発電している時間帯に使うことができました。
実際、
太陽光発電量の自家消費率は、
- R6年(育休在宅):42.2%
- R7年(共働き):38.1%
と、在宅時の方がやや高い結果でした。
大きな差ではありませんでしたが
「昼間に発電した電気をそのまま使えた」
ことは、電気代を抑える要因の一つだったのかもしれません。
理由③「夜の固定負荷は変わらない」
逆に、変わらなかったのが夜の固定負荷です。
例えば、
- 夜間エアコン
- IH調理
- 浴室暖房
このあたりは、
在宅でも共働きでもそこまで変わりません。
電気使用量の大部分を占めているところが変わらなかったことも要因だと思います。
涼温房との相性も感じた
データを見返していて感じたのは、
住友林業の「涼温房」の考え方は、
日中家にいる家庭ほど相性が良いのかもしれない
ということです。
- 窓を開ける
- 風を通す
- 軒で日差しを調整する
こうした暮らし方は、実際に家にいる時間が長いほど活きると感じました。
※涼温房については、こちらの記事でも詳しく書いています
→【住友林業の涼温房とは?】自然を“設計する家”に住んで感じたこと
太陽光は何年で元が取れそう?
ちなみに、
我が家の太陽光は約150万円ほどでした。
現時点の光熱費差で単純計算すると、
8年前後で回収できそう
という感覚です。
もちろん、
- 電気料金
- 設備更新費用
- 売電価格
- 処分費用
- ローン利息
などで変わります。
ただ少なくとも、
我が家ではかなり満足度の高い設備になっています。
※太陽光については、こちらの記事でも詳しく書いています
→【太陽光パネルは元取れる?】2年住んで感じたこと
まとめ
平屋+オール電化で、
もっと電気代は上がると思っていました。
ただ実際は、
- 太陽光
- 軒
- 窓
- 風通し
そして、
「どう暮らすか」
こうした工夫の効果は想像以上に大きく、
年間の光熱費は、
以前の暮らしから20万円近く下がりました。
正直、
ここまで差が出るとは思っていませんでした。
家づくりは、
設備や性能だけではなく、
「どう暮らすか」
まで含めて考えることが大事なんだと感じています。
これから家づくりをされる方の参考になれば嬉しいです。