家計

【子どもの資産運用】お金を残すだけでなく、金融教育として考えたいこと

はじめに

子どもにお金を残すべきか。
それとも、お金との付き合い方を伝えるべきか。

子どもの資産運用を考えるとき、まず浮かぶのはこの問いです。

もちろん、将来のためにお金を準備しておくことは大切です。

進学するとき。
一人暮らしをするとき。
何かに挑戦したいと思ったとき。
働き方や暮らし方を選ぶとき。

そのときに、お金が選択肢を広げてくれることはあると思います。

ただ、我が家では、お金そのものを残すだけでなく、お金と向き合う力も少しずつ伝えていきたいと考えています。

お金と向き合う力といっても、いろいろあります。

稼ぐ力。
使う力。
貯める力。
守る力。
そして、増やす力。

この記事では、その中でも「増やす力」、つまり資産運用について書いていきます。

自分自身は、お金の心配をせずに育った

自分自身を振り返ると、子どもの頃にお金で困った記憶はあまりありません。

子どもがお金の心配をしなくていいように、親が守ってくれていたのだと思います。

それは、とてもありがたいことでした。

ただ、その一方で、お金について深く考える機会が少なかったことも事実です。

また、お金を増やすことや投資をすることには、どこか後ろめたいような空気を感じていた気もします。

今になって、家計や住宅ローン、子育て、働き方について考えるようになり、資産運用の重要性を強く感じています。

もしもっと早く知っていたら、子どもとの時間を増やす選択や、働き方を変える選択もしやすかったかもしれません。

だから我が家では、お金のことを子どもに隠すのではなく、資産運用の考え方も含めて、少しずつ伝えていきたいと思っています。

資産運用で伝えたいのは、お金を増やすことだけではない

資産運用というと、お金を増やすことをイメージしやすいと思います。

でも、投資をすれば必ずお金が増えるわけではありません。

増える時期もあれば、減る時期もある。
思ったように増えない時期もある。
短い期間で見ると、不安になることもある。

だからこそ、資産運用にはリスクがあることも含めて伝えたいと思っています。

お金は、ただ使えば減るものではない。
時間をかけて育てることもできる。
でも、必ず増えるとは限らない。
だから、自分で考えながら向き合う必要がある。

そういう感覚を、少しずつ知ってほしいです。

もちろん、小さいうちから難しい投資の話をする必要はないと思っています。

最初は、おこづかいの使い方でもいい。
欲しいものを買うために貯める経験でもいい。
お金を使うと減ることを知るだけでもいい。

そうした基本的なお金との付き合い方からで十分だと思います。

その延長線上で、いつか資産運用についても一緒に考えられたらいい。

我が家では、そんなふうに考えています。

子ども名義のNISA口座があると、伝えやすい

子どもに資産運用の考え方を伝えるなら、本当は子ども名義のNISA口座で運用できると分かりやすいと思っています。

理由は、金融教育として使いやすいからです。

子ども自身の口座として見せられる。
「これは、あなたのために少しずつ準備してきたお金だよ」と話すことができる。
実際に増えたり減ったりする様子を、一緒に見ることができる。

そうすると、資産運用がただの言葉ではなく、子どもにとっても少しずつ実感しやすくなると思います。

毎月少しずつ積み立ててきたこと。
増える時期もあれば、減る時期もあること。
長い時間をかけることで、資産が育つ可能性があること。

そういうことを、実際の口座を見ながら伝えられるのは大きいと感じています。

そして、子どもが大きくなったときには、そのまま渡すこともできます。

運用を続けるのか。
一部を使うのか。
いったん現金にするのか。

そこは、最終的には本人が考えればいいと思っています。

親がすべて決めるのではなく、子ども自身が考える材料として渡せる。

その意味でも、子ども名義の口座で運用できることには、金融教育としての価値があると感じています。

今は親名義で管理し、制度が整えば子ども名義も考えたい

ただ、現時点では、我が家では子ども名義のNISA口座で積み立てているわけではありません。

ジュニアNISAはすでに終了しており、2026年現在は子ども名義で使いやすい非課税の積立制度がないためです。

そのため、今は親名義のNISA口座の中で、家計全体の資産運用とあわせて管理しています。

今後、子ども名義で使いやすいNISA制度が整えば、子ども名義での運用も前向きに考えたいと思っています。

ただ、親の積立とは別に、子ども2人分の積立も続けていくことになります。

無理なく続けるために、我が家では児童手当を原資にすることを考えています。

児童手当は、子どものために支給されるお金です。

そのお金を使って、子どもの将来のために積み立てをしながら、資産運用についても少しずつ伝えていく。

そういう形にできれば、お金を残すことと、お金について考えるきっかけを作ることの両方につながると思っています。

今のお金と、将来のお金のバランスも大事

子どものために資産運用を考えるとき、悩むのは今のお金と将来のお金のバランスです。

将来のために積み立てたい。
でも、今しかできない体験にもお金を使いたい。

子どもが小さい時期は、今しかありません。

旅行に行くこと。
水族館や動物園に行くこと。
子どもが興味を持ったことに必要な道具を買うこと。
本を買うこと。
習い事を始めること。

そういう今の体験にも、お金を使いたいと思っています。

将来のためにお金を残すことは大事です。

でも、そのために今の子どもの体験を削りすぎると、本末転倒になってしまう気もします。

だから我が家では、子ども用のお金を準備しながらも、今の暮らしや体験も大切にしたいと思っています。

将来のために備えることも大事。
今の子どもとの時間や体験にお金を使うことも大事。

どちらか一方に寄せすぎず、その時々の家計や子どもの様子を見ながら、バランスを取っていきたいです。

まとめ|お金を残すだけでなく、お金と向き合う力も伝えたい

子どもの資産運用を考えると、つい「いくら残せるか」に目が向きます。

もちろん、将来のためにお金を準備しておくことは大切です。

進学するとき。
一人暮らしをするとき。
何かに挑戦したいと思ったとき。

そのときに、お金が選択肢を広げてくれることはあると思います。

ただ、我が家では、お金そのものを残すだけでなく、お金と向き合う力も少しずつ伝えていきたいと考えています。

資産運用は、必ずお金が増えるものではありません。

増える時期もあれば、減る時期もある。
思ったように増えない時期もある。

そういうことも含めて、お金と向き合うきっかけにしてほしいと思っています。

将来のために備えることも大事。
今の子どもとの時間や体験にお金を使うことも大事。

どちらか一方に寄せすぎず、我が家なりのバランスで、子どもの資産運用と向き合っていきたいです。


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