はじめに
注文住宅を考えていると、太陽光パネルを載せるかどうかはかなり悩むポイントだと思います。
特に気になるのが、「太陽光って元が取れるの?」ということです。
我が家もかなり悩みました。
初期費用はかかりますし、売電価格も昔ほど高くありません。
本当に載せてよかったと思えるのか、正直かなり迷いました。
結論から言うと、我が家は太陽光パネルを載せてよかったと感じています。
ただし、完全に元が取れたかどうかで言うと、まだ検証中です。
この記事では、我が家が太陽光パネルを載せて、実際に2年以上住んで感じたことをまとめます。

我が家の前提
我が家は、平屋、オール電化、太陽光あり、エコキュートありという構成です。
家族構成は、夫婦と子ども2人です。
冷暖房は基本的にエアコンのみです。
夏と冬は、就寝中もエアコンを使います。
冬は浴室暖房を使うこともあります。
かなり我慢して節約しているという感じではありません。
暑い時はエアコンを使います。
寒い時もエアコンを使います。
子どもがいるので、快適さを削ってまで電気代を抑えるという暮らし方はしていません。
その前提で、太陽光パネルを載せてどうだったかを振り返ります。
我が家の太陽光容量
我が家は、約5.4kWの太陽光パネルを載せています。
平屋なので屋根面積は比較的広く、もっと載せることも可能でした。
ただ、一定容量を超えるとパワーコンディショナーの追加が必要になるという話がありました。
当然、その分費用も上がります。
太陽光は、多く載せれば発電量は増えます。
ただし、初期費用も増えます。
そのため、「どこまで載せるか」はかなり悩みました。
結果として我が家は、費用対効果とのバランスを見て、約5.4kWという容量を選びました。
発電量はどうだったか
実際の年間発電量は、
1年目が約6,584kWh
2年目が約6,728kWh
でした。
冬場は一部、電柱の影が太陽光パネルにかかる時間帯もあります。
そのため、多少は発電に影響していると思います。
それでも実際の感覚としては、かなり発電しているという印象です。
特に春から初夏にかけては、発電量がかなり多いです。
月によっては、売電が買電を上回ることもありました。
天気や季節によって発電量は大きく変わりますが、年間を通して見ると、太陽光の効果はかなり大きいと感じています。
一番大きかったのは心理的メリット
太陽光パネルを載せて一番大きかったのは、実は金額以上に心理的なメリットでした。
電気を使うハードルが下がりました。
たとえば、エアコンを使う時に、「電気代がもったいないな」と感じるストレスがかなり減りました。
もちろん、無駄遣いをするわけではありません。
ただ、自分の家で発電しているという感覚があるだけで、かなり気持ちがラクになります。
特に最近は電気代の上昇もあり、電気代への不安はどうしてもあります。
その中で、日中に自分の家で電気を作れているという安心感は、思っていた以上に大きかったです。
太陽光は、単純な収支だけではなく、電気代への不安を減らしてくれる設備でもあると感じました。
今の太陽光は売電より自家消費だと感じた
昔の太陽光は、売電で稼ぐというイメージが強かったと思います。
ただ、今は少し考え方が変わっていると感じています。
我が家の場合、売電単価は16円/kWhです。
一方で、電気を買う単価は条件によって30円から50円/kWh程度になることもあります。
つまり、売るよりも、自分の家で使った方が得になりやすいという状態です。
ここはかなり大きなポイントでした。
太陽光を載せる前は、発電した電気を売ることをイメージしがちでした。
でも実際に住んでみると、売るよりも、日中に自家消費することの方が重要だと感じるようになりました。
実際の生活はどう変わったか
太陽光パネルを載せてから、電気を使う時間帯をかなり意識するようになりました。
洗濯。
食洗機。
お湯の沸き上げ。
こういった電気を使う家事を、できるだけ昼間に寄せるようになりました。
「今、発電しているから今使おう」という感覚です。
これは、太陽光を載せる前にはあまりなかった感覚でした。
もちろん、毎日完璧にコントロールできるわけではありません。
共働きで忙しい日もありますし、子どもの予定に振り回される日もあります。
それでも、日中の発電を意識して家電を使うことで、電気代はかなり抑えられている実感があります。
太陽光は、ただ電気を作るだけではなく、家事の時間帯や電気の使い方にも影響する設備でした。
電気代データを見て感じたこと
我が家では、発電量、使用量、売電、買電を毎月記録しています。
実際に見返して感じるのは、太陽光とオール電化の効果は想像以上に大きかったということです。
以前住んでいた家は、ガス併用で、太陽光はありませんでした。
当時の年間光熱費は、電気代が約18万円、ガス代が約10万円で、合計約28万円ほどでした。
一方で、現在の新居はオール電化で太陽光ありです。
年間電気代は約8万円から9万円程度でした。
使用電力量自体は増えているのに、年間光熱費は約20万円近く下がりました。
これは正直、かなり驚きました。
もちろん、家の性能、暮らし方、契約プラン、電気料金の変動など、いろいろな条件が影響しています。
そのため、太陽光だけの効果とは言い切れません。
ただ、太陽光とオール電化の組み合わせが、我が家の光熱費にかなり効いていることは間違いないと感じています。
実際の電気代や、太陽光導入前後の比較については、別記事で詳しくまとめています。
冬は普通に電気代が高くなる
太陽光を載せたからといって、年中ずっと電気代が安いわけではありません。
特に冬は、普通に電気代が高くなります。
理由としては、暖房の使用が増えることと、日照時間が短くなることが大きいです。
冬は発電量が落ちます。
一方で、暖房や給湯で使う電気は増えます。
そのため、冬場は太陽光があっても電気代の負担を感じる月があります。
ただ、それでも「電気代が怖い」という感覚はかなり減りました。
春から初夏にかけてしっかり発電してくれることや、日中の自家消費で買電を抑えられることが、年間を通して見るとかなり大きいと感じています。
育休で在宅して分かったこと
我が家は、夫婦ともに育休を取っていた時期があります。
その期間は、日中も基本的に家にいました。
正直、在宅していると電気代はかなり上がるだろうと思っていました。
でも実際には、思ったほど大きな差はありませんでした。
これはかなり意外でした。
理由として大きそうなのが、日中は窓を開けて過ごすことが多かったことです。
風を通す。
扇風機を使う。
春や秋は自然の空気で過ごす。
そういう暮らし方をしていました。
つまり、在宅しているからといって、常にエアコンをつけっぱなしにしていたわけではありません。
このあたりは、住友林業の涼温房の考え方とも相性が良かったと感じています。
エコキュートは少し後悔している
太陽光パネルを載せて暮らしてみて、少し後悔しているのがエコキュートの選び方です。
我が家は、夜間沸き上げタイプのエコキュートを採用しています。
ただ今思うと、おひさまエコキュートの方が良かったかもしれません。
おひさまエコキュートは、日中の太陽光発電を活用してお湯を作るタイプです。
理由はシンプルで、今は売電より自家消費の方が有利になりやすいからです。
我が家でも、今は手動で昼間沸き上げに変更することがあります。
ただ、手動だと少し手間があります。
太陽光を載せるなら、エコキュートもセットで考えておけばよかったと感じています。
蓄電池は見送った
太陽光と一緒に、蓄電池もかなり悩みました。
ただ、我が家は現時点では蓄電池を見送りました。
理由は、費用対効果がまだ少し難しいと感じたからです。
太陽光で発電した電気を夜に使えるのは魅力的です。
停電時の安心感もあります。
ただ、導入費用も大きいため、すぐに採用する判断はできませんでした。
そのため、まずは太陽光だけで暮らしてみることにしました。
蓄電池は今後検討したい
蓄電池は見送りましたが、今後も検討したい設備ではあります。
理由は、大きく2つあります。
電気代の上昇と、災害対策です。
特に、停電時でも電気が使える安心感はかなり大きいと思います。
また、蓄電池があれば、日中に発電した電気を夜に使うことができます。
そうすると、いつ電気を使うかを今ほど細かく考えなくてもよくなるかもしれません。
我が家が考えすぎなのかもしれませんが、今は「発電している時間に使おう」とかなり意識しています。
蓄電池があれば、この時間帯の制約が少し減る可能性があります。
今すぐ導入する予定はありませんが、電気代や災害対策を考えると、今後の選択肢としては残しておきたいと思っています。
太陽光は元が取れるかだけで考えない方がいい
太陽光を検討するとき、「元が取れるか」はかなり気になります。
我が家も、そこはかなり気にしていました。
ただ、実際に住んでみると、太陽光の価値は単純な回収年数だけではないと感じています。
電気代の不安が減る。
エアコンを我慢しすぎなくていい。
日中の電気を前向きに使える。
災害時の備えとして考えられる。
電気の使い方を意識するようになる。
こういう部分は、実際に暮らしてみて初めて感じた価値でした。
もちろん、初期費用、売電単価、地域差、屋根の形、日当たりなどによって結果は変わります。
だから、誰にでも必ずおすすめできるとは言えません。
ただ我が家としては、太陽光パネルを載せてかなり満足しています。
まとめ
我が家は、約5.4kWの太陽光パネルを載せています。
年間発電量は、1年目が約6,584kWh、2年目が約6,728kWhでした。
実際に住んでみると、発電量そのものも大きかったですが、それ以上に心理的なメリットが大きいと感じました。
電気代の不安が減る。
エアコンを我慢しすぎなくていい。
日中に発電している電気を使える。
家事の時間帯を意識するようになる。
こうした変化は、太陽光を載せる前にはあまり想像していませんでした。
一方で、太陽光を載せればすべて解決するわけではありません。
冬は普通に電気代が高くなります。
エコキュートは、太陽光との相性まで考えて選べばよかったと感じています。
蓄電池も、今後の検討課題です。
それでも我が家は、太陽光パネルを載せてよかったと思っています。
太陽光は、単なる節約設備ではなく、暮らし方そのものが変わる設備でした。
これから家づくりをされる方の参考になれば嬉しいです。
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