はじめに
下の子が生まれたとき、私は妻と一緒に育休を取りました。
そのとき、上の子は2歳半。
0歳と2歳の育児を、夫婦で過ごした時間でした。
育休中には、大変なこともたくさんありました。
思い通りにいかない日もありました。
それでも今振り返って、一番良かったと思うことがあります。
それは、子どもと“ゆったりした時間”を過ごせたことです。
ただ、ここでいう“ゆったり”は、何もしなくていい楽な時間という意味ではありません。
仕事から一度離れ、家族の時間に少し余白ができたことで、子どものペースに合わせて過ごせる時間が生まれました。
その余白の中で、子どもと過ごせた普通の日常が、私にとって育休で得た大きな価値でした。
仕事から離れて、子どもに意識を向けられた
上の子が生まれたときも、育児には積極的に関わっていたつもりです。
おむつ替えもしました。
読み聞かせもしました。
散歩にも行きました。
夜泣き対応をすることもありました。
できることは、やっていたつもりでした。
でも、仕事をしていると、どうしても時間に制約があります。
朝は仕事に行く時間がある。
夕方は帰ってからの限られた時間になる。
休日も、家事や用事をこなしながらの育児になります。
家にいても、頭の片隅には仕事のことがありました。
明日の仕事。
残っている業務。
次の予定。
完全に育児だけに意識を向けられていたわけではなかったと思います。
それが育休中は違いました。
仕事から一度離れて、子どもとの時間に意識を向けることができました。
これは、休日に育児をする感覚とも、短時間勤務で育児をする感覚とも違いました。
急いで何かを済ませるのではなく、子どものペースに合わせて過ごせる。
その感覚は、育休を取って初めて強く感じたものです。
子どものペースに合わせられる時間があった
育休中に印象に残っているのは、子どものペースに合わせて過ごせたことです。
大人だけで動いていると、どうしても効率を考えます。
早く準備する。
早く移動する。
早く片付ける。
次の予定に間に合わせる。
でも、子どもと過ごしていると、そうはいきません。
道端で立ち止まる。
気になるものを見つける。
同じ場所でしばらく遊ぶ。
なかなか前に進まない。
大人から見ると、効率の悪い時間です。
でも、子どもにとっては、その一つひとつが大事な時間だったのだと思います。
仕事をしている時期なら、「早く行こう」と言っていたかもしれません。
でも育休中は、少し立ち止まる余裕がありました。
子どもの歩く速度に合わせる。
子どもが見ているものを、一緒に見る。
そういう時間を持てたことは、とても大きかったです。
上の子との散歩は、育休中の大事な時間だった
上の子との時間で印象に残っているものの一つが、散歩です。
特別な場所へ行くわけではありません。
近所を歩く。
立ち止まる。
少し遠回りする。
子どもの気になるものに付き合う。
そんな日常の繰り返しでした。
育休中は、ただ目的地に向かうのではなく、子どものペースに合わせて歩くことができました。
普段なら通り過ぎてしまうような景色にも、子どもと一緒に足を止める。
そういう時間は、育休中だからこそ持てたものだったと思います。
散歩の詳しい記録については、別の記事で日記のように振り返っています。
▶︎ 育休中の散歩の記録はこちら
・【いくぱぱ日記|育休編】子どもの歩く速度で、毎日を過ごしていた
下の子の小さな成長をそばで見られた
下の子は、生まれたばかりでした。
当然、まだ会話はできません。
一緒に遊ぶというより、見守る時間の方が多かったと思います。
でも、0歳の成長は本当に早いです。
昨日とは少し違う。
先週とはまったく違う。
そんな変化が、毎日のようにありました。
仕事をしていたら、気づけなかった変化もあったかもしれません。
もちろん、仕事をしながらでも子どもの成長を見ることはできます。
でも、育休中は、その変化をすぐそばで見られました。
赤ちゃんの小さな変化を、その場で感じられたこと。
それも、育休で得られた大切な時間でした。
下の子の成長については、別の記事で日記のように振り返っています。
▶︎ 次男の成長をそばで見ていた記録はこちら
・【いくぱぱ日記|育休編】次男の“毎日の変化”を、すぐそばで見ていた
子どものペースに合わせられたのは、夫婦育休だったことも大きい
我が家が、子どものペースに合わせた“ゆったりした時間”を過ごせたことは、「夫婦で育休を取ったこと」も大きかったと思います。
一人で育児をしていると、子どもとの時間だけでなく、家事、買い物、食事の準備、片付けなど、やることはたくさんあります。
やることに追われていると、子どもが立ち止まったときに、こちらも一緒に立ち止まる余裕はなかなか持てません。
「早くして」
「次にこれをしないと」
そう思ってしまう場面も増えると思います。
夫婦で育休を取ったことで、どちらかが家事をしたり、どちらかが子どもを見たりしながら、少しずつ余白を作ることができました。
その余白があったから、子どものペースに合わせた時間が過ごせたのだと思います。
“ゆったり”は、楽という意味ではなかった
ただ、子どもとゆったり過ごせたからといって、毎日が楽だったわけではありません。
育児は、楽しい時間ばかりではありません。
子どもの機嫌が悪い日もあります。
親の気分が乗らない日もあります。
疲れている日もあります。
思い通りに進まない日もあります。
子どものペースに合わせるということは、自分の予定通りに進まないということでもあります。
親の都合で動きたい気持ちを、一度横に置く必要があります。
それは簡単なことではありません。
だから、“ゆったりした時間”というのは、“楽な時間”という意味ではありませんでした。
でも、その大変さも含めて、子どもと向き合う時間だったのだと思います。
育休で得たのは、特別なイベントではなく普通の日常だった
育休を振り返って心に残っているのは、特別なイベントばかりではありません。
むしろ、何気ない普通の日常の方が強く残っています。
朝の子どもの様子。
何気ない会話。
散歩の途中で立ち止まる時間。
赤ちゃんの小さな変化。
一つひとつは、特別なことではありません。
でも、その時間を急がずに過ごせたことに、大きな価値がありました。
子どもの成長は、本当にあっという間です。
その時は当たり前のように感じていた日常も、過ぎてしまえば戻ってきません。
育休中に過ごした何気ない時間は、あとから振り返ると、とても貴重な時間だったと思います。
最後に
育休を取って良かったことは、たくさんあります。
でも、その中でも私にとって大きかったのは、子どものペースに合わせて過ごせる時間があったことでした。
それは、育休を取ったから自動的に生まれた時間ではなかったと思います。
仕事から離れたこと。
夫婦で育休を取ったこと。
家族の時間に余白ができたこと。
その重なりがあったから、子どもと“ゆったりした時間”を過ごせたのだと思います。
もちろん、毎日が穏やかだったわけではありません。
大変な日もありました。
うまくいかない日もありました。
それでも、あの時間はかけがえのないものでした。
特別なことをしたからではありません。
ただ、子どもと一緒にいられたから。
子どものペースで過ごせたから。
だから私は、育休を取って本当に良かったと思っています。
▶︎ パパ育休全体の記録はこちら
・【パパ育休まとめ】夫婦で1年間育休を取って感じたこと|2歳差育児と暮らしの記録
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