いくぱぱ日記 No.019
2026年6月の記録です。
長男4歳、次男2歳。共働きで、朝の送りは私、夕方のお迎えは妻が担当していた頃でした。
日々の子育ての中で感じたことを、いくぱぱ日記として残しています。
最近、子育てにおける「余白」の大切さをよく考えています。
時間の余白。
気持ちの余白。
生活の余白。
子どもと向き合う時、この余白があるかどうかで親の対応は変わるのではないか。
そんなことを改めて感じる朝でした。
きっかけはお弁当の容器でした。
昨日の夜、食べきれなかったお弁当。
「明日の朝に残しておこう」と約束して、お弁当の容器からお皿に移し、冷蔵庫に入れていました。
そして今朝。
「昨日のご飯の残り、食べる?」
と聞くと、長男は食べる!と言ってやってきました。
でも、そこで大泣き。どうやら長男は、お弁当の容器のまま食べたかったようです。
「このお皿じゃない」
「昨日の容器がよかったー!」
そんなにこだわるとは思わず、最初は軽く聞いていましたが、どんどんヒートアップ。
親からすると、大したことではない、でも本人にとっては「お弁当の容器で食べる」ということが特別だったようで、朝から本格的な癇癪になっていきました。
最近、こういうことがよくあります。
食べたいものが家になかった。
思っていた形と違った。
自分の中で決めていたことができなかった。
そういう時に、大きな声で泣くことがあります。
2歳頃のイヤイヤ期とは違って、4歳になると声も大きいし、泣き方も激しい。
正直、「またか」と思ってしまうこともあります。
特に今は朝の7時。
近所中に聞こえるくらい大きな声で泣かれると、「早く泣き止ませないと」という気持ちも出てきます。
ただ、最近感じていたのは、「叱ってもあまり良い方向には進まない」ということでした。
強く叱ると長男はさらにヒートアップする。
親も大きな声になる。
それでさらに子どもは泣き続ける。
結局、お互いにしんどくなる。
もちろん、ちゃんと伝えなければいけないことはあると思います。
大声で泣けば思い通りになる。そういう成功体験にしてしまうのは良くないのではないか。そう思う気持ちもあります。
でも、だからといって「叱ること」が本当に良い方向に向かっているのか。最近は少し疑問に感じるようになっていました。
今朝は、叱るのではなく少し違う対応をしてみることにしました。
正直に言うと、朝は穏やかに過ごしたい、これ以上ヒートアップしたくない、という気持ちもありました。
朝の7時過ぎ。近所中に聞こえるんじゃないかと思うくらいの大きな声です。
焦る気持ちはありました。
でも今日は、
「昨日の容器がよかったんだね」
「お父ちゃん、捨てちゃったんよ」
「どのお皿ならいい?」
そんなふうに聞いてみました。
それですぐ泣き止むわけではありません。
育児本などでは、
「まずは気持ちを受け止めましょう」
と書かれていることがあります。
でも実際には、受け止めたからといって、すぐに落ち着くわけではありません。
たぶん、その時は言葉もあまり耳に入っていなかったと思います。
しばらく、長男を膝の上に座らせて抱っこしていました。泣き続ける長男を、そのまま抱っこして待つ。時間にすると、たぶん5分くらいだったと思います。
でも、体感としてはもっと長い。
朝。
登園前。
近所に響くような泣き声。
その中での5分は、かなり長く感じます。
途中で、「静かにして」と言いたくなる気持ちもありました。でも今日は、できるだけ待ってみました。嵐が過ぎるのを待つような感覚でした。
その間に何かを言っても、たぶん届かない。
そばにいて、抱っこして、落ち着くのを待つ。
そうしてみました。
しばらくすると、少しずつ泣き声が小さくなってきました。
そして落ち着いてきたタイミングで、
「次は容器のまま残しておこうね」
「また今度買いに行こうか」
という話をしました。
その後、長男は朝ご飯を食べ始めました。すると、さっきまでの大泣きが嘘みたいに、いつもの上機嫌な長男に戻りました。
本当に、コロッと戻るんですよね。さっきまでの癇癪は何だったんだろうと思うくらい。
その後は、機嫌のよいまま保育園まで行くことができました。
今日の出来事を通して、少し考えました。癇癪やわがままを、叱ってなんとかしようとすること。
それは本当に効果があるのだろうか。
危ないこと。
人を傷つけること。
本当に止めなければいけないこと。
そういう親として強く伝えなければいけない場面もあると思います。
でも、今回のような癇癪については、叱ることで状況が良くなることはなく、ヒートアップするだけになってしまうことが多い気がします。
本人も、自分で気持ちを整理できなくなっている。その時に言葉で責めても、あまり届いていないのかもしれません。
子どもの要望を全て叶えてあげるわけでもない。
ただ、叱るわけでもない。
そういう対応もあるんじゃないか。そう感じました。
ただ、こういう関わり方をするには親の余白が必要だとも感じます。
時間の余白。
気持ちの余白。
生活の余白。
朝の登園前に、子どもが大泣きしている5分を待つ。言葉で書くと短いですが、実際にはかなり長く感じます。
仕事に遅れそうだったり、親の気持ちに余裕がなかったり、周りの目が気になったりすると、「少しだけ待つ」ということが本当に難しい。
親に余裕がないとこういう関わり方は難しい。親が余裕を持つためには暮らし全体に余白が必要。
そんなことを改めて感じた朝でした。
今日一回うまくいったからといって、これが育児の正解だとは思っていません。
次はうまくいかないかもしれません。
私もイライラして、叱ってしまう日もあると思います。
でも、癇癪に対してすぐ叱るのではなく、まずは一度受け止めて、落ち着くまで待ってみる。しばらく心掛けてみたいと思いました。
子育てに正解はない。
でも、今日の朝は、叱らずに待ってみてよかった。
少なくとも、そう感じた出来事でした。
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